生物多様性の意義
生物多様性は多くの命を支え、多くの命が多様性を築き上げる。
生き物達が表土を作り、表土はやがて森になりさらに多くの命を支える。
多様性がない海などなく、多様性がなければ食物連鎖は途絶える。
当たり前のことだが、海から進出した生き物達によって陸の多様性は築かれ、生命の環境は維持されている。
多様性を必要とせず、単一性を好む人間によって平地の森は農地に、山林は植林に塗り替えられてしまった。
人間の利は生命の理に勝り、表土の大半は人間の所有物となり、生き物達はすべて追いやられた。
動植物の保護を訴える人は多いが、人の考えが、産業の仕組みが変わらない限り現状はどうにもならない。
人が好むのは、人が動くのは、理よりも利・・
いくら素晴らしくとも利がなければ動かず、動きたくとも動けない。
社会の構造がそのようになっているからであり、構造は生きるのに必要だからだ。
産業、農業の仕組みを変えるのは至難の業。
あまりにも巨大な壁だがやれないことはない。
動けるようにするのはそう難しくはない。
利と理の両方あればよい。
さらに夢があり、生き甲斐があれば言うことはない。
地球上に存在する多くの生命が最も住めないのは人間の構造物・居住地・造成地であり、次に住み辛いのは農地・植林地だ。
日本ではこれらで陸地と山林の大部分を占める。
人間が占有する居住地などとは比較にならないほど広大な農地と植林地に、これまで気づかなかった明確な「理」と、比較にならないほどの「利」を持ち込めれば問題は解決する。
その為に協生農法理論、協生酪農畜産理論、心体維持復元理論などを野人は創った。
楽をして収入を得、体長が良好になり、生物多様性の生態系が復活、海山川の環境が復活すれば誰も困らず誰からも苦情は出ない。
野鳥や動物や昆虫達も喜び、彼らの力を得て共に繫栄出来る。
生命誕生以来植物族が求め続けて来たのは動物族が有するエネルギーであり、花も実も種も動物族の為に進化、用意したもの。
誰もが理解出来るこの必然的な道理を人類は農業林業に取り入れているだろうか。
本当に植物が望むものを与えているのだろうか。
地球の理に反して生存出来る種などいない。
2025年、伊勢から世界に向けて始動。
賛同していただける人・・クリック