飢餓に苦しむ7億を超える人々
抜粋記事
2023年に飢餓に直面した人は最大約7億5,700万人で、これは世界では11人に1人、アフリカでは5人に1人に相当。
「世界が豊かになっても、毎年900万人が飢餓で命を落としている」と国連WFP事務局長が食料システムサミットで講演。
紛争、経済ショック、気候危機、そして肥料の価格高騰が重なり、かつてないほどの前例のない食料危機を引き起こしています。世界では最大7億8300万人の人びとが飢餓に苦しんでいる。
世界的な肥料価格は、過去10年で最高値に推移している食料価格の高騰を上回る勢いで上昇。 天然ガスの価格高騰など、ウクライナでの戦争の影響によって、世界的な肥料生産と輸出に混乱が生じた。
供給が減少し、価格の上昇につながり、収穫の減少が懸念されている。
肥料価格の高騰によって、2022年にはトウモロコシや米、大豆、小麦の生産が減少した。
これだけ人類は進化を続けているにも関わらず、何故これほど多くの人々が苦しんでいるのだろうか。
世界全体の食糧生産は世界人口に対して十分だが、食糧が彼らにまで行き届かない。
食糧は市場を通して売買される為、購買力のある国や人々に集中するからだ。
つまり貧しさゆえに食糧が手に入らない。
これではいくら各国が食糧支援しても何時まで経っても解決しない。
飢餓は貧困から生まれるのであり、貧困を無くさない限り永遠に続く。
雇用が十分であれば問題はなく、日本のように仕事は幾らでも見つかるが、貧困に苦しむ地域はそうではない。
そうなれば自力で食糧確保するしかなく、生きる手段は農業しかない。
世界で最も多い職業が農業であり、世界の産業は農業から始まり、農業が定住生活を実現させ、人が集まることで文明も学問も生まれた。
土地は幾らでもあり、十分自活出来るはずなのだが現状はそうではない。
世界各地で砂漠化、農地の荒廃が進み、表土が復元しない。
原因は近代農法など幾つかあるが、これを解決しない限り貧困、飢餓問題は解決しない。
表土を復元、生態系を維持しながら生産可能な農業。
労力をさほど使わず、高価な大型機械、肥料、農薬、大量の水を必要としない農業。
お金がかかり過ぎる農業は間違っている。
間違っているから業として成り立たず、農地の荒廃・放棄も進む。
表土の荒廃が進むほど貧困と飢餓は増えて行く。
しかし、野菜果物中心の協生農法だけでは問題は解決しない。
人類の主食は穀物であり、それに動物性蛋白質が続き、飢餓貧困からの脱却は酪農畜産が不可欠。
食性に合わない穀物中心の食生活を見直し、半減した穀倉地帯を協生酪農畜産の森に転換すれば解決、砂漠化を抑え水の確保も容易になる。
これから順次発行する「生命エネルギー理論」他5冊の書籍には、農業の在り方だけでなく酪農畜産、さらに食生活と健康法、病不調からの復元法、未来への道も明記されている。
世界の難問解決に向けた野人渾身の6冊だな。
年明けより始動する。
出版を待っている人 クリック